腰痛の原因は、尻もち尾てい骨でした

渋谷です。

 

背骨の一番下にある尾てい骨を整えると、どこに行っても楽にならない腰痛が軽くなりました。

 

腰痛を軽くするなら、尾てい骨のゆがみを整えましょう。

尾てい骨について

尾てい骨は、骨盤の中央下にあります。

 

仙骨の端、小さな骨の塊です。

 

腰に手を当て、中指をお尻の割れ目に軽く当てます。

 

手を下にずらせば、中指の先に、尾てい骨があります。

 

 

 

尾てい骨は、お尻の奥に小指の先程度の突起が、チョンとくっついている感じです。

 

そして、この小さな骨がゆがむと、こじれた腰痛の原因になるのです。

 

 

 

そもそも、なぜ尾てい骨がゆがむと腰痛になるのでしょうか?

 

尾てい骨がゆがめば、仙骨がゆがみます。

 

仙骨がゆがむと腰がゆがむからです。

尾てい骨は、いったいどんな時にゆがむのか?

代表的なのは、尻もちです。

 

私は新規のお客様で腰痛のあるかたには、必ず「尻もちついたことありますか?」と質問します。

 

 

 

う~ん・・・と、思い出そうとなさっている時「スキーやスノーボードで転びましたか?」と補足します。

 

『そういえば、学生の頃転んで・・・と』思い出される方も。

 

 

 

『滑り台で子どもと遊んで、私が勢いをつけて滑ったらお尻がズキっと痛くなりました』

 

このお客様は、結局病院にかかられました。

 

「尾てい骨が内側に折れ曲がっている」と言われたそうです。

スキーやスノボに限らず、尻もちをつくと尾てい骨が内側に折れ曲がります。

 

そうなると、うつ伏せで尾てい骨を探しても、仙骨の先がみつからないことも。

 

 

 

内側に折れ曲がった尾てい骨は、手術でもしないかぎりそのまま、です。

 

尻もちをついた時の痛みも、いつかはなくなります。

 

でもそれは、尾てい骨が折れ曲がったまま、くっついてしまったんですが。

 

 

 

誰だって痛みが無くなれば、もう大丈夫と感じます。

 

ところが。

 

尻もちをついて何年もたった後、腰痛が出てくる方もいるんです。

女性の場合、尾てい骨が結果的にもう一度折れ曲がる場合があります。

 

出産の時に、尾てい骨が赤ちゃんに押し上げられるんです。

 

先日、某勉強会で同席した産婦人科の女医からうかがいました。

 

 

 

『胎児が産道を通過する時、内側に曲がった尾てい骨が伸ばされて骨折する人、いますね』

 

 

 

私は男性なので出産しませんが、考えただけでも痛い・・・。

 

その女性は、出産前に尻もちをついて、尾てい骨が内側に曲がっていたんでしょう。

 

 

 

尾てい骨のゆがみから生じた腰痛は、尾てい骨を整えない限り腰痛は楽になりません。

 

あなたの腰痛も、尾てい骨のゆがみが一番の原因かもしれませんよ。

尾てい骨を整える整体で腰痛が楽になった例

『学生の頃から腰痛に悩まされています。よろしくお願いします』

 

 

 

整体申込みのメールフォームに書かれていたメッセージは、さらに長年の経過報告がありました。

 

お客様を仮にG様にしておきます。

 

横浜の綱島にお住まいの40代女性G様は、もう20年以上腰痛でお困りです。

 

 

 

『大学生の頃から、いつも腰痛があって・・・いろんなところに通いましたがあまり変化しなくて』

 

「腰を動かさなくても、腰痛はありますか?」

 

『一日中、重苦しい、だるい感じがあります』

 

 

 

特に生理前後は、腰痛がひどくなります。

 

薬を飲んでも今一つだし、立っているのもやっと、だそうです。

 

 

 

お身体を調べると、骨盤のゆがみが目立ちます。

 

骨盤は左にねじれていて、左側が下にずれている。

 

足の長さは同じなので、ひざがねじれています。

 

まずはここから。

 

ひざを整えて、骨盤を元に戻します。

 

 

 

『先生、腰がジンワリ温かくなってきました』

 

「骨盤を整えたので血行が良くなったんですね。腰は今、どうですか?」

 

『少し軽くなりましたが、まだ痛いです』

 

腰を動かしながら、G様は答えます。

 

 

 

上半身のゆがみが腰に負担をかけているかな・・・。

 

上半身を調べて、右ひじを戻し、右肩甲骨のゆがみも整えました。

「これで、腰はどんな感じですか?」

 

『少し楽になりましたが、まだ残っています』

 

ふむ・・・もう一度丁寧に身体の検査です。

 

骨盤の奥・・・仙骨のゆがみを見つけました。

 

 

 

仙骨を整えようとすると、尾てい骨が曲がっているのを見つけました。

 

尾てい骨が右奥に沈みこむように曲がっている。

 

 

 

「昔、尻もちをついたことあります?スキーやスノボとか」

 

『スキーもスノボもやったことないです。でも尻もちは、高校の時バスケ部だったのでしょっちゅうでした』

 

 

 

ああなるほど・・・。

 

まず、骨盤の打ぼくを取る施術をします。 

 

骨盤全体に気を通して、骨盤全体をゆるめます。

 

そして、尾てい骨を整えます。

 

 

 

「プチッ」

 

「何か音がしました?」

 

『腰の奥から聞こえました』

 

「ええっと、腰はどんな感じですか?」

 

『楽になりました。一緒に肩の力も抜けて、上半身がベッドにピタっとくっついたみたいです』

 

「Gさん、ゆっくり起き上がってベッドから降りてください。腰、どうです?」

 

『重苦しさや痛み、まだ残ってるけどだいぶ楽になりました。ハア~、先生スゴイです』

 

 

 

G様は腰を動かしながら、とても嬉しそうでした。

G様の身体は、腕や足、ひざからも負担がかかっていたので、この後数か月施術を行いました。

 

尾てい骨のゆがみは、まだ残っています。

 

もうしばらく整える必要がありますが、腰痛はほとんどなくなりました。

 

最近は肩こりを中心に、月1回メンテナンスで来られています。

 

 

 

『腰痛が気にならなくなったら、肩こりが気になるようになって、私は肩こりだったんですね』

 

20年来の腰痛から解放されたG様は、明るい笑顔に満ちあふれていました。

 

 

 

あなたの腰痛がいつまでたっても楽にならない、腰痛がすぐがぶり返すなら。

 

尾てい骨を整えると、楽になるかもしれませんよ。。

 

 

 

あなたの腰痛は、必要な調整をすれば楽になってゆきます。

 

腰痛が根本的に楽になりますよう、心から願っています。