股関節が痛い・ポキっと鳴る原因は、骨盤のゆがみ

股関節が痛い、動かすと音が鳴るのは、骨盤ゆがみのサイン。

 

骨盤がゆがんだ理由を取り去れば、股関節の痛いのは軽くなります。

股関節から音が鳴る人が、いらしゃいます。

 

歩いていたりストレッチをしたり、いろんな動作で音が鳴るとおっしいます。

 

その音はポキッ、カクッ、ゴキゴキッ、様々な音が鳴るようです。

 

 

 

音が鳴るだけならいいですが、重く鈍いイヤな感じや痛みがある。

 

長い時間歩いたり、走ると股関節に痛みが出る。

 

痛みはないけれど、片足が重くダルく感じる。

 

長年続く股関節の痛みは、困ったものですね。

 

 

 

股関節は骨盤の奥にある関節。

 

股関節自身を整えることは、カンタンではありません。

 

整体の基本は、股関節の周りに生じたゆがみを整えること。

 

その結果、股関節の痛みや不調が根本的に楽になります。

特に必要不可欠なのは、骨盤のゆがみを整えることです。

 

股関節は骨盤とくっついています。

 

要するに、骨盤がゆがむと股関節との角度もずれます。

 

股関節の角度がずれれば、股関節に痛みや違和感がでるのは、当然です。

 

 

 

つまり、骨盤を整えれば、自然と股関節も整うわけです。

 

股関節の重ダルさや痛みも、なくなります。

骨盤がゆがむ原因は、結構たくさんあります。

 

たとえば、骨盤は多くの筋肉や靭帯に取り囲まれているので、そこから影響を受けます。

 

 

 

また、骨盤は身体の真ん中にあります。

 

なので、上半身や下半身から影響を受けます。

 

上半身は腕（指・手首・ひじ・肩）や首、頭。

 

下半身は足（すね・足首・ひざ）や腰。 

 

腕と足が、骨盤のゆがみに特に影響が強いです。

 

両方とも大きいし、良く動かすし、筋肉の力も強いからです。

 

 

 

腕や足にゆがみができると、動きに左右差ができます。

 

動きに左右差ができると、骨盤にかかる力にも左右差ができます。

 

骨盤にかかる力に左右差がアンバランスになれば、骨盤がゆがむのは当然と言えます。

さらに。

 

腰や首がねじれていると、ねじれている方に身体が向きます。

 

ねじれている方に歩くのはある意味簡単ですが、それだと真っ直ぐ歩けませんね。

 

 

 

私たちは「正面」という意識を持っています。

 

身体がねじれていても、真っ直ぐ歩けますよね。

 

ただし、ねじれている身体がまっすぐ進むためには、骨盤を逆にねじって進む必要があります。

 

やっぱり骨盤のゆがみが、股関節のゆがみを生み出すのです。

 

 

 

股関節の痛みや鳴るのを整える場合、上記のゆがみを取り去ればいいのです。

 

骨盤が整えば、股関節は自ずと本来の場所に落ち着きます。

 

股関節が芯から落ち着きを取り戻し、痛みや違和感がぶり返さなくなります。

 

股関節の痛みでお見えになった４０代女性。

 

生まれつき股関節が亜脱臼の診断を受けています。

 

逆子で生まれたとのこと。

 

出産時に足を引っ張られ、股関節が圧迫されて、股関節が不調になる人は少なくありません。

 

 

 

子どもの頃から右股関節の不具合があって、いつも鈍く重苦しい痛みを感じていた。

 

学生の頃はあまり気にならなかったが、社会人になってからずっと股関節がしっくりしない。

 

このまま悪化して股関節がよりひどくなったら、手術しなければならないのか・・・という不安が強い方でした。

 

 

 

身体検査では、やはり骨盤がゆがんでいました。

 

骨盤のゆがみの左右差が大きく、仙骨もゆがんでいる。

 

仙骨やそけい部は、右足の甲から負担がかかっていました。

「足の甲を痛めたこと、ありますか？」

 

『タンスが倒れてきて、右足に当たりました。右足が痛くって、しばらく引きずってました』

 

 

 

足の甲を調べると、足指の骨がずいぶんずれていました。

 

指先で軽く押さえると『アッ、痛い痛い！』

 

足指や足甲を整えて、仙骨や骨盤と対応させると、みるみる仙骨が整ってきました。

 

その後骨盤を調えると、股関節も落ち着いたようです。

 

 

 

骨盤のゆがみは、腕や鎖骨からも負担がかかっていました。

 

パソコン作業の仕事のせいでしょう。

 

いずれも腕と鎖骨のゆがみを整えて、反応はなくなりました。

一通り整体をした後、数分横になってもらいます。

 

身体を整えたので、身体が落ち着くまで休んでもらいます。

 

 

 

「では、起き上がって軽く足踏みをしてください。股関節はどうですか？」

 

『股関節だいぶ痛くないです。重苦しい感覚も半分くらいになりました』

 

 

 

このお客様は、右足の甲ー足の指を整えないと、股関節も全身も整わなかったでしょう。

 

一番強い症状だけにこだわると、身体のゆがみの全体像を見失います。

 

 数か月定期的に整体を受ければ、股関節痛は根本的に楽になるでしょう。

 

症状のある場所だけがゆがんでいることは、少ないものです。

 

 

 

症状のある場所に負担をかけている場所が「親玉」。

 

「親玉」を整えることで、身体は芯から整ってゆくのです。

股関節から音が鳴るのは、骨盤がゆがんでいるサイン。

 

サインがサイレンになると、後が大変です。

 

骨盤を整えて、股関節の不調を芯から整えましょう。